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海老名の老舗タイツメーカー「アツギ」がタイツ編み機でつくる無縫製「洗える布マスク」を発売

海老名の老舗タイツメーカー「アツギ」がタイツ編み機でつくる無縫製「洗える布マスク」を発売

創業73年を迎えるストッキング、タイツ、インナーウェアを製造販売するアツギ株式会社(神奈川県海老名市)は、タイツ編み機で生産する無縫製の「洗える布マスク」を来月5月15日より発売することを発表しました。

タイツ製造に使用する原料と技術が生かされたこの製品は、口と鼻を覆う部分と耳にかける紐が一体となった無縫製のマスク。伸縮性の高い生地は顔にフィットし、肌あたりが良く、内側にはメッシュの編み組織を使用することで着用感を高めています。マスク部分は筒状構造で、間にガーゼやハンカチを挟んで使用することを推奨しており、飛沫飛散防止の用途を想定。洗濯して繰り返し使用することが可能です。
無縫製「洗える布マスク」アツギ株式会社
男女兼用フリーサイズで、ホワイト/サックス/ピンクの3色を展開、価格はオープン価格。アツギオンラインショップや直営店、ドラッグストアで5月15日より順次販売開始を予定しています。

タイツ編み機で無縫製マスク?!

マスクの発売に至った経緯や反響など、広報の方にお話を伺いました。
――製造販売に至った経緯を教えてください。
マスク不足が始まった頃から、アツギの持つ機械でマスクが作れないかと社内で検討を重ね、今回の発売決定に至りました。
――いつ頃から、動き出していたのでしょうか。
何かできることはないかと考えはじめたのが2月、試行錯誤を繰り返し形になったのは3月中旬頃です。そして生産ラインの調整などを行い、販売開始は5月からとなりました。
――マスクの製造は初めてだと思いますが、苦労した点はありますか。
自社の持つ機械や技術をどう活かすことができるか。試行錯誤の結果、タイツの丸編み機で作る無縫製のマスクに辿り着きました。無縫製で耳にかけられる形を実現することには苦労しましたが、タイツと同様に肌あたりが良く生地がよく伸びるので、隙間ができにくい顔にフィットするマスクになりました。
――最後に、海老名のみなさんにメッセージをお願いします。
社内で検討を重ねておりましたが、なかなか正式発表ができず、やっと先日、みなさまに発売決定の発表をさせていただくことが出来ました。発表には大変反響があり、みなさまの応援や、待っていましたなど、温かいお言葉をたくさんいただきまして、非常に励まされました。
海老名にお住まいの方や、アツギにゆかりのある方からもメッセージをいただきました。地域とのつながりを感じ、今まで以上に海老名を好きになりました。これからも、みなさまのご期待に添えるようにアツギとして出来ることをしてまいります。

海老名ではお馴染みアツギ、厚木ナイロン

厚木ナイロンの頃の社屋
(厚木ナイロンの頃の社屋)
1947年、現在の本社所在地・神奈川県海老名市に捕鯨用ロープ、靴下、メリヤス肌着等の製造販売する「厚木編織株式会社」を設立。その後、ストッキングやタイツの製造販売をはじめ、1960年に厚木ナイロン工業株式会社に社名を変更。1999年、さらに社名を変更し現在の「アツギ株式会社」となりました。

アツギ本社で開催されていた夏冬年2回のバザーは多くの人で賑わい、本社前の道路が通称「厚木ナイロン通り」と呼ばれるなど、市民にとってはお馴染みの企業。(海老名市にあるのに「アツギ」と言う社名も時折、話題になりますね…)そんな多くの海老名市民にとって馴染み深い企業が、マスク不足が続く中、マスクの生産販売にいたったこと、一市民として嬉しく思います。

無縫製「洗える布マスク」商品概要

商品名:洗える布マスク
価格:オープン価格
サイズ:男女兼用フリーサイズ
カラー:3色展開 ホワイト、サックス、ピンク
主な販売経路:ドラッグストア、直営店、アツギオンラインショップ
発売予定日:5/15 随時展開予定

直営店(臨時休業中)

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